2014/08/04
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2014/08/04
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オ ス テ オ パ シ ー と は
1874年にアメリカの医師 A.T.スティルによって発表された治療法で、頭蓋を含む全身の筋・骨格系の調整を行うことにより、身体の抵抗力・免疫力を高め、疾病の治癒・予防を促進します
オ ス テ オ パ シ ー の 治 療 法
まず、筋・骨格系の問題として「関節の機能異常」の改善があります。
手足の関節はもちろん、背骨も一つ一つが関節によって可動しています。
これらの関節の機能(動き)が筋肉・靭帯などの緊張により制限されると、その周囲の組織は弾力性を失い、コリや痛みを感じるようになり体全体のバランスが崩れてきます。
血液・リンパの流れも悪くなり、自律神経系にも影響してきます。
その結果、身体の自然治癒力は低下し、いろいろな症状に悩まされるようになってきます。
また、内臓などの機能異常により上記のような状態になる事もあります。
オステオパシーは、そのような問題を起こしている関節・内臓やその周囲組織に対してアプローチをし頭蓋のバランスも整える事で人体が本来持っている自然治癒力を活性化させる療法です。
オステオパシーの資格について
オステオパシーの資格は、アメリカでは D.O (ドクター・オブ・オステオパシー)となり、西洋医学の医師と同じ医師になります。
その他の国では、例えばヨーロッパでは D.O (ディプロマ・オブオステオパシー)となり、医師ではありませんが国に認められたオステオパスとなります。
日本ではその辺りの法規制が十分でなく、オステオパシーは国が認めた資格ではありません。
そのため、医療系の国家資格の有無に関係なくいろいろな治療院が存在し、玉石混交の状態となってしまっています 。
日本での国家資格
現在、日本国内で治療院を開業できる医療系の国家資格は「按摩マッサージ・指圧師」「鍼灸師」「柔道整復師」の資格のみです。
これ以外の整体・カイロプラクティック・気功・○○療法などの治療院(施術所)は国家資格ではなく民間資格となっています 。
【オステオパシーテクニック】
オステオパシーは A.T.スティル に発表されて以来、数々のテクニック
が編み出されています。
代表的なテクニックとして次のようなものがあります。
直接法
この方法は一般的な骨格矯正の方法となっています。
簡単に説明すると、骨が右に行っていれば左方向へ動かして正しい位置に戻し、関節の動きを正常化させるテクニックです。
時として「ポキッ」っと音が鳴る場合がありますが、音がしなくても関節は矯正されています。
オスオパシーの直接法は「高速低振幅」で行われ、他の矯正法の直接法に比べて周囲組織に与えるショックは少ないものとなっています。
間接法
この方法は直接法の反対のやり方になります。
右に行っている骨を更にわずかに右に行かせ、数秒~数分待つとその骨の周囲組織が緩み、元の正しい位置に戻ります。
直接法に比べて矯正時のショックもなく穏やかな方法です。
ス テ ィ ル ・ テ ク ニ ッ ク
オステオパシーの創始者 A.T.スティル が使っていたテクニックで、最初は間接法の方向に持って行き、組織の寛解が出たら直接法の方向に動かします。
このテクニックは長らく失伝していましたが、近年になりアメリカのヴァン・バスカークD.Oにより現代に甦りました。
サザーランド・テクニック
頭蓋オステオパシーを発表したサザーランドD.Oが使っていたテクニックで、脊柱・四肢へのテクニックが含まれます。
呼吸を用いたテクニックもあり、非常に合理的な感じを受けるテクニックです。
ストレイン&カウンターストレイン
アメリカのローレンス.H.ジョーンズD.Oによって発見された治療法で、筋・骨格系の問題を圧痛点を探してその圧痛が楽になる姿位を90秒間保持する事で筋肉の固有受容器の異常を解放(リリース)するテクニックです。
頭 蓋 オ ス テ オ パ シ ー
A.T.スティルの直弟子であったW.G.サザーランドD.Oが発見・発表したテクニックで、サザーランドD.Oは当初“側頭骨”の鱗状縫合に着目し、研究を重ね「頭蓋骨は動いている!」という事を発見しました。
脳脊髄液とそれを覆っている硬膜の問題が人体に多大な影響を及ぼす事を発見し、その治療法を開発しました。
このテクニックは非常に難解であったため、近年になりアプレジャーD.Oが簡素化し『CST クレニオ・セイクラル・セラピー』と名付けられたテクニックも開発されました。
CSTにはSER(ソマト・エモーショナル・リリース=体性感情解放法)というテクニックもあり、肉体的・精神的なトラウマが人体に影響を及ぼしている場合、それらをリリース(解放)するテクニックです。
内 臓 マ ニ ピ ュ レ ー シ ョ ン
フランスのジャン・ピエール・バラルD.Oによって発表されたテクニックで内臓の機能(内臓本来の固有の動きなど)の異常を調整する事で、身体の問題をリリース(解放)するテクニックです。
バラルD.Oのテクニックは日々進化し続けており、内臓の治療だけでなく頭蓋や神経・血管などへのアプローチも開発されています。
フルフォード・テクニック
アメリカのロバート・フルフォードD.Oが開発し使っていた“パーカッション
バイブレーター(ハンマー)”を用いたテクニックです。
フルフォードD.Oはアンドリュー・ワイル著「癒す心、治る力」でワイル氏に
絶賛され紹介されたオステオパスです。
「いのちの輝き」という本では、自らの治療スタンス・足跡や生命エネルギ
ーについてを語っています。
パーカッション・バイブレーターは、生命エネルギーに働きかけ肉体的・感情的な問題をリリース(解放)します。
当初、フルフォードD.Oはこの効果に大変驚き『頭をハンマーで叩かれた
程の衝撃(感銘)を受けた』という事で“パーカッション・ハンマー”と呼ん
でいました。
しかし、後にこのパーカッサーの波動は生命エネルギーに通じるものだと
いう事で“パーカッション・バイブレーター”という名称に変えました。